浄水型ウォーターサーバーの機能を徹底解説！

ウォーターサーバーの水を冷却する方法には「電子式」「コンプレッサー式」の2種類があります。

ちなみに、しずくりあのウォーターサーバーはすべてコンプレッサー式を採用しているので、大量の水を給水してもすばやく冷水を作ることができます。

ウォーターサーバーの水を加熱する方法にも2種類あります。電子ポットと同じような金属棒を使用する方法とヒーターバンドでタンクを温める方法です。

ちなみに、しずくりあのウォーターサーバーはすべてヒーターバンドでタンクを温める方法を採用しています。

浄水型ウォーターサーバーで使用されている浄水フィルターには、水道水に含まれる塩素やトリハロメタンなどの不純物や有害物質を除去する役割があります。

フィルターの浄水方法には「活性炭」「静電吸着」「中空糸膜」「逆浸透膜）「イオン交換樹脂」など様々な種類があります。

ただし、消費者庁が家庭用品品質表示法に基づいて、除去対象物質の除去率を80%以上と定めているため、フィルターの浄水方法に神経質にならずとも身体への安全は保障されているためご安心ください。

参照：家庭用品品質表示法

注意点としては浄水フィルターを適切な交換時期に交換せずに使い続けると、ろ過性能が低下し、水質の悪化やサーバーの故障を引き起こす原因となります。適切な交換時期はメーカーによって異なりますが、必ずフィルターが定期配送されてきたタイミングで交換するようにしましょう。

ちなみに、しずくりあSkittoとPittoは6ヶ月に1回、Pitto miniは12ヶ月に1回がフィルター交換の目安となります。

1つ目は「再加熱機能」です。リヒート機能と呼ばれることもあります。
再加熱機能は温水タンクに溜まっている温水を出水前に再度加熱することで、より高温の熱湯を出水することが可能となります。

温水タンクに溜まっている温水の一般的な水温は約80~85℃程度ですが、再加熱機能を使用することで約90℃~95℃程度まで水温を上げることができます。

利用シーンとしてはカップ麺を作る場合に約80~85℃の温水だと麺がうまく戻らない可能性がありますが、再加熱機能があればしっかりと麺もほぐれて簡単においしいカップ麺を作ることができます。また、料理でアツアツの熱湯を使用したい方にとってもいちいちお湯を沸かす必要もないので重宝するでしょう。

＜再加熱機能が搭載されているメーカー（機種）＞

しずくりあSkitto・Locca Slim-R Ⅱ・エブリィフレシャスtall・ハミングウォーターflows等

2つ目は「常温水機能」です。
常温水機能は名前の通り、常温のろ過された水を出水できる機能です。特に冷却や加熱もされないので室温などの外部環境によって水温は変動します。

浄水型ウォーターサーバーの冷水の水温は約5~10℃なので、冷たい水が苦手な方にとっては非常に重宝する機能です。また、その他にも常温水には以下のようなメリットがあります。

• 胃腸に負担をかけずに水分補給できる
• 身体が冷えすぎずに代謝が促進される
• 血行が良くなり老廃物排出が促されるため美肌やむくみ予防につながる
• 腸の動きが活発になり便秘改善に効果的
• 薬の吸収がスムーズになる

このように常温水には健康面でも多くのメリットがあるため、健康意識の高い方にとっては外せない機能と言えるでしょう。

＜常温水機能が搭載されているメーカー（機種）> しずくりあPitto mini・しずくりあPitto・Locca smart・エブリィフレシャス tall・クリクラputio等

3つ目は「定量注水機能」です。
定量注水機能はあらかじめ設定された分量の水だけを自動で注いでくれる機能です。定量注水機能には手放しで注水ができたり、水の入れすぎを防止するといったメリットがあります。

料理などで決まった分量を使用したい場合に計量カップを用いる必要がなくなるので、人によっては便利に感じるシーンが多い機能と言えます。

ちなみに、定量注水機能が搭載されている浄水型ウォーターサーバーはしずくりあPitto mini、しずくりあPitto、Locca smartのみと稀少な機能となっています。
※2025年11月現在

4つ目は「エコモード」です。
節電モード、ライトセンサー機能、スリープ機能と呼ばれることもあります。エコモードは冷水や温水の温度を調整することで消費電力を抑え、電気代を節約する機能です。メーカーにもよりますが1ヵ月間で最大30%程度の電気代をカットできると言われています。

ライトセンサーが搭載されている機種であれば、部屋が暗くなったことを感知して自動的に温水タンクの電源がオフになりその分の電気代を節約できます。そのため、毎日寝る前にエコモードに切り替えるのが手間に感じる方はライトセンサー塔載の機種を選択することをおすすめします。

またエコモード中は通常モードと比べて、冷水と温水の水温が若干ぬるくなる点が特徴で、冷水は約10~15℃、温水は約70~80℃が一般的です。水温がぬるくなると聞くとネガティブなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、約70~80℃の温水は赤ちゃんのミルク作りにおいては最適な温度です。そのため、エコモードは電気代を節約するだけでなく水温調整ができる機能として活用することも可能です。

＜エコモードが搭載されているメーカー（機種）>

しずくりあSkitto・しずくりあPitto mini・しずくりあPitto・Locca litta等ほぼすべての浄水型ウォーターサーバー

5つ目は「内部クリーン機能」です。
セルフメンテナンスが難しいサーバー内部の清潔さを維持するための機能で、熱水循環とUV除菌の2種類のクリーン機能があります。ただし、浄水型ウォーターサーバーに採用されているのはUV除菌機能のみのため、ここではUV除菌機能に絞って紹介します。

UV除菌機能では、主にタンク内部やノズル部分にUV-CランプまたはLEDを塔載し、紫外線で水やサーバー内部に付着した菌の増殖を抑制します。UV除菌では菌やウイルスを99%以上除菌できるとされており、その効果は科学的にも証明されています。

ただし、UV除菌はあくまで菌の増殖抑制として機能するので、完全な無菌状態を保証するわけではありません。そのため定期的なセルフメンテナンスもかかさずに行うことが重要となる点は必ず認識しておきましょう。

＜内部クリーン機能が搭載されているメーカー（機種）>

しずくりあSkitto・しずくりあPitto mini・しずくりあPitto・Locca litta等ほぼすべての浄水型ウォーターサーバー

6つ目は「チャイルドロック」です。
チャイルドロックと似た機能に「全操作ロック」という機能もあります。チャイルドロック機能は名前の通り、子供のいたずらによる火傷防止や床が水浸しになるのを防ぐための機能です。

チャイルドロックの仕組みは、温水を出す際に特定の操作（ボタンを押しながらレバーを操作する、ボタンを長押ししてロックを解除する等）を必要とすることで、簡単に温水を出せないようにするというものです。

基本的にどの浄水型ウォーターサーバーにも温水のチャイルドロックは塔載されていますが、冷水や常温水にもチャイルドロックが搭載されているメーカーは一部しかありません。
そのため、子供のいたずらに神経質な方は温水だけでなく全操作ロックや冷水にもチャイルドロックが搭載されているメーカーをおすすめします。

＜チャイルド機能が搭載されているメーカー（機種））>

しずくりあSkitto・しずくりあPitto mini・しずくりあPitto・Locca litta等ほぼすべての浄水型ウォーターサーバー
※ただし、冷水にもロック機能がついているメーカーは一部のみ