給水型浄水ウォーターサーバー
ウォーターサーバーの利用を検討しているものの、月額料金やその内訳に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、世帯人数別の利用料金や月額費用の内訳について詳しく解説します。また、ウォーターサーバーと水道水、ペットボトル飲料水の価格比較についても触れます。美味しく、家計にもやさしいウォーターサーバーについて知りたい方は最後までお読みください。
ウォーターサーバーの値段は、ストック用のボトルを自宅に届けてもらう「宅配型」の場合、配達される水の量によって変わってきます。一般的には世帯人数が増えるほど必要な水の量も多くなります。
参考として、世帯人数別のウォーターサーバーで必要な水の量の目安、ウォーターサーバーの平均月額費用を以下にまとめました。今回は、価格.comの宅配水ランキング上位10社のサイトを参考にしました。
世帯 | 水の量の目安 | ウォーターサーバーの平均月額費用 |
---|---|---|
一人暮らし | 月12.5L | 1,800円 |
2人暮らし | 月25.0L | 3,600円 |
3人家族 | 月37.5L | 5,500円 |
4人家族 | 月50.0L | 7,300円 |
なお、一人暮らしの水の量の目安は12.5Lとしていますが、企業によっては最低注文本数(例:12Lのボトル2本以上)が設定されていることもあるので、実際には2人暮らしと同じくらいになる可能性があります。
実際に宅配型のウォーターサーバーを導入すると、水代のほかにさまざまな費用がかかってきます。例えば、サーバーレンタル代や電気代、ボトルの配送料などです。
以下では、ウォーターサーバーの利用で月々にかかる費用の目安をまとめています。
費用 | 月々の料金目安 |
---|---|
水代 | 1,800円(12.5L)~7,300円(50.0L) |
サーバーレンタル代 | 無料~2,600円 |
電気代 | 300円~1,000円 |
配送代(ボトル1本あたり) | 無料~1,700円 |
サポート(メンテナンス)料 | 無料~700円 |
合計 | 2,100円~13,300円 |
価格.comの宅配水ランキング上位10社のサイトを確認していますが、料金プランは各社で異なるため、あくまで参考としてください。
ウォーターサーバーの水代は月々1,800円(12.5L)~7,300円(50.0L)が目安です。
ウォーターサーバーの水代の差は、「水の種類」や「ボトルの本数」によって決まります。
水の種類は、主に「天然水」と「RO水」の2つがあり、天然水の方が値段は高くなります。天然水は地下水や湧き水を使用しており、処理や加工を抑えたものです。RO(Reverse Osmosis)水は、原水をRO膜でろ過し、不純物を取り除いたものです。
また、ボトルの本数が増えるほど、水代は増えていきます。最低注文本数を設定されている場合は、ノルマを毎月達成しなければなりません。一人暮らしで思ったより水を消費しない場合は、ボトルが余る可能性もあるでしょう。
サーバーレンタル代とは、サーバー本体を企業から借りるために支払う金額のことで、無料~2,600円が目安です。ほとんどの企業はサーバーレンタル代を無料にしています。ただ、全体としてはサーバーレンタル代が安いとボトル代がやや高く、サーバーレンタル代が高いとボトル代は安い傾向にあります。
また、人気なデザインや機能性の高いサーバーを選ぶと有料になることがあります。機能性の高いサーバーは、温水・冷水・常温を使い分けたり、水素水を扱っていたり、本体サイズがコンパクトだったりとさまざまです。
ウォーターサーバーの電気代は、300円~1,000円が目安です。
電気代は、電力会社の料金プランや契約内容、使用量によって決まりますが、省エネ性の高いサーバーを選んでおくと費用を抑えることにもつながるでしょう。
配送代とは、ボトルを宅配するときの1本あたりの費用で、無料~1,700円が目安です。
ほとんどの企業は無料にしていますが、「北海道や沖縄、離島に届ける場合」や「水源地から離れたエリアに届ける場合」には、送料がかかることがあります。
ウォーターサーバーのサポート(メンテナンス)料は、無料~700円が目安です。サポート(メンテナンス)の内容は、ウォーターサーバーの交換や引越し時の移動、破損などのトラブル対応などが挙げられます。
申し込みは、基本的に任意です。引越しの予定がある方や、子ども・ペットがいたずらをする、本体にぶつかって倒してしまうなど、機器のトラブルが心配な方は加入しておくと安心でしょう。
ウォーターサーバーの初期費用とは、ウォーターサーバー本体の配送費や事務手数料として必要となる金額です。無料~3,300円が目安です。
ほとんどの企業は無料にしていますが、必要となる企業も中にはあります。
ウォーターサーバーでは、2~3年間ほどの契約期間を設けていることが一般的です。この契約期間中に、途中解約してしまうと14,000円~50,000円の解約料がかかることがあります。
契約期間を過ぎていても解約料が発生することもあるので、契約前に解約料についてよく確認しておきましょう。
ウォーターサーバーの配送休止手数料とは、ボトルの受取を数ヶ月にわたって停止するときにかかる手数料です。配送休止手数料の目安は、880円~1,100円です。
配送手続きをしたにもかかわらず、長期不在でボトルを受け取れず、企業側に返送となった場合にも、手数料が発生することがあるのでご注意ください。
ここまでウォーターサーバーの値段を紹介してきましたが、「水道水やペットボトル飲料水に比べると割高になるのでは」と思う方もいるかもしれません。
ウォーターサーバーと水道代、ペットボトル飲料水代を500ml換算で比較してみました。
対象 | 500ml換算の 料金目安 |
---|---|
ウォーターサーバー | 53円~87円(2024年6月時点) 参照:価格.com|ウォーターサーバー比較 |
水道水 | 0.1円 参照:仙台市水道局|水道まめちしき |
ペットボトル飲料水 | 100円前後 |
このように、ウォーターサーバーは水道水より高くなりますが、契約するサーバーによってはペットボトル飲料水を購入するより安く、美味しく飲むことができるでしょう。
また、ペットボトル飲料をコンビニやスーパー、自動販売機まで買いに行く手間も省けます。その点、ウォーターサーバーなら直接自宅まで水を届けてくれます。
ここまで「宅配型」ウォーターサーバーの費用について解説してきましたが、費用を抑えたい場合は、「給水型」のウォーターサーバーを選ぶことをおすすめします。
給水型のウォーターサーバーとは、水道水をフィルターでろ過するタイプのことです。給水型のメリットには、次のような点が挙げられます。
MERIT 01
宅配型でかかっていたボトルの配送料は要りません。ボトルのノルマが課せられることもなく、定額で飲み放題になるので、宅配型よりもコストパフォーマンスに優れます。
MERIT 02
水道水に含まれる不純物を除去するため、カルキなどの気になる味や臭いは無くなり、原水に含まれているミネラルが残って安全な飲み水となります。
MERIT 03
重いボトルを受け取ったり、交換したりする手間もかかりません。宅配業者とスケジュールを合わせて自宅にいる必要がなく、また、12Lなら12kgもあるボトルを持ち上げて交換する煩わしさからも解放されます。空になったボトルを処分する必要もありません。
このように給水型ウォーターサーバーは、ペットボトル飲料よりも安く、宅配型ウォーターサーバーよりも手軽に使えるメリットがあります。
中でもおすすめなのが「給水型浄水ウォーターサーバーしずくりあ」です。しずくりあは、水道水の不純物をフィルターで除去し、安全な水にできます。フィルターは、工具要らずで簡単に取り替え可能です。(Skittoの場合、利用開始時には水に30分浸す必要があります。Pittoは交換後すぐに利用できます)
カラーは、ホワイトとブラックの2色展開です。また、コンパクトなサイズで設置場所にも困りません。