給水型浄水ウォーターサーバー
安全でおいしい水を日々の生活に取り入れるため、多くの家庭で浄水器や浄水型ウォーターサーバーが活躍しています。
しかし、その性能を維持するためには定期的なフィルター交換が欠かせません。「交換時期を忘れてしまった」、「面倒で後回しにしてしまった」という経験はありませんか?
実は、フィルター交換を怠ると健康リスクが高まったり、水が不味くなったりといった問題が発生する可能性があります。この記事では、フィルター交換の重要性や、適切な交換時期、交換を忘れない対策方法について解説します。
浄水器や浄水型ウォーターサーバーは、安全でおいしい水を提供してくれる便利なツールです。しかし、その性能を維持するためには定期的なフィルター交換が欠かせません。
フィルター交換を怠ると、次のような問題が発生する恐れがあります。
浄水器や浄水型ウォーターサーバーは、フィルターで有害物質や異物を除去していますが、交換を怠ることでろ過能力が低下する恐れがあります。
消費者庁の「JIS S 3201」の試験方法では、除去すべき物質を次のように定めています。
分類 | 対象物質 |
---|---|
遊離残留塩素 | 遊離残留塩素 |
濁り(水中浮遊微粒子等の濁りを発生させる物質) | 濁度 |
揮発性有機化合物 | 総トリハロメタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、トリクロロエチレン、ジブロモクロロメタン、テトラクロロエチレン、ベンゼン、1,2-DCE(シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン) |
農薬 | CAT(2-クロロ-4,6-ビスエチルアミノ-1,3,5-トリアジン) |
かび臭 | 2-MIB(2-メチルイソボルネオール)、ジェオスミン |
重金属 | 溶解性鉛 |
その他 | 陰イオン界面活性剤、フェノール類 |
※1 家庭用品品質表示法で定められた法定除去対象物質
※2 JIS S 3201 家庭用浄水器試験方法で定められた任意除去対象物質
これらの有害物質や異物が残留している水を、長期的に飲み続けると健康リスクが高まる恐れがあるでしょう。
例えば、重金属の鉛を摂取しすぎると「鉛中毒」となって手足の感覚障害やめまい、頭痛などを引き起こすとされています。鉛でできた水道管(鉛管)を通ることで、水道水にも鉛が含まれます。
厚生労働省は平成16年に策定した「水道ビジョン」において、全国の鉛管をできるだけ早期にゼロにするという目標を掲げてきましたが、一部の建物(家庭)では現在でも鉛管が使用されている可能性があります。
安全な水を、安心して飲みたいという方は、定期的にフィルターを交換するといいでしょう。
フィルター交換を怠ると、水の味や臭いが悪くなります。これは、フィルターが本来除去すべき物質を十分に取り除けなくなるためです。
例えば、塩素臭が強くなったり、金属のような味がするようになったり、カビ臭くなったりすることもあります。単に飲み水として不味くなるだけでなく、料理の味も落とすことになるかもしれません。
さらに、水が不味いと水分の摂取量を減少させる原因にもなります。私たちが健康を維持するために飲むべき1日の水分量は、1.2リットルです(※成人男性の場合、料理に含まれる水分を除く)。
水が美味しくなければ、水分補給を避けるなどして、必要な水分が足りなくなる可能性もあるでしょう。
フィルター交換を長期間怠ると、カートリッジ自体が壊れてしまうかもしれません。使用し続けることで、フィルター内にゴミやカビが蓄積し、最終的にはカートリッジの破損につながるためです。
カートリッジが破損すると、フィルターの機能が完全に失われるだけでなく、蓄積された不純物が一気に水中に放出される恐れがあります。
また、破損したカートリッジは水漏れの原因となり、近くにある家具を濡らしてしまったり、家電製品の漏電を招いたりといった、二次被害につながる可能性もあるでしょう。
浄水器や浄水型ウォーターサーバーのフィルター交換時期は、一律に決められるものではありません。各家庭の状況によって適切な交換時期が変わってくるため、個々の判断が必要です。
フィルターの交換時期に影響する要因としては、以下のようなものが挙げられます。
FACTOR 01
水の使用量が多いほど、フィルターの負担は大きくなります。
FACTOR 02
地域によって水道水の質が異なるため、不純物の多い地域ではフィルターの交換が早まるかもしれません。
FACTOR 03
工事や自然災害の影響で、一時的に水質が悪化する場合もあります。
FACTOR 04
フィルターの性能によって異なります。
こうした要因を踏まえて交換時期を見極める必要がありますが、一般的な目安は以下の通りです。
種類 | 特徴 | 交換時期 |
---|---|---|
蛇口直結形 | 蛇口の先端に、浄水器を設置する | 約2~12か月 |
水栓一体形 | 給水栓の中にカートリッジを設置する | |
据置形 | 浄水器の本体と、蛇口の先端をホースでつなぐ | 約12か月 |
アンダーシンク形 | シンクの下に浄水器を取り付ける |
ただし、これらはあくまで平均的な目安であり、実際の使用状況によって異なります。
そこで、使用している機器の「取扱説明書」をよく読み、そこで推奨されている交換時期を守ることが大切です。さらに安全性を高めるためには、推奨の交換時期よりも少し早めに交換するといいでしょう。
浄水器や浄水型ウォーターサーバーのフィルターを定期的に交換する重要性について説明してきました。しかし、日々の忙しさの中で交換時期を忘れてしまうことも少なくありません。
そこで、フィルター交換を確実に行うための対策方法を紹介します。
フィルター交換を忘れないための最も基本的な方法は、交換時期を明確に記録し、目につきやすい場所に置いておくことです。
具体的には次のような方法を考えられます。
スマートフォンのカレンダーアプリやリマインダーアプリを使って、交換時期が近づいたら通知が来るように設定しましょう。
次回の交換予定日を、家族で共有しているカレンダーに記入しましょう。
一部の製品では、本体に次回交換日を記入できるスペースが設けられています。ここに交換日を書いておきましょう。
フィルターの交換時期を守る他の方法としては、交換作業自体を簡単にすることです。フィルター交換が簡単な浄水型ウォーターサーバーを選ぶことで、忙しい中でもすぐに交換できるでしょう。
また、最も確実な方法としておすすめなのが、推奨される交換時期に、フィルターを届けてくれる浄水器や浄水型ウォーターサーバーを選ぶことです。
カレンダーアプリでリマインダーを設定する手間がかからず、また、浄水器本体に書いて見落とすリスクを防ぎ、「届いたら交換すればいい」というシンプルなやり方になるので、負担も少ないでしょう。
フィルター交換を確実に行うことは、単に水質を維持するだけでなく、機器の寿命を延ばし、長期的にはコスト削減にもつながります。これらの対策方法を活用し、安全でおいしい水を楽しみ続けましょう。
フィルター交換が簡単なウォーターサーバーをお探しの方に、しずくりあの「給水型浄水ウォーターサーバー Skitto/Pitto」をおすすめします。
しずくりあのウォーターサーバーは、フィルター交換が必要となる6ヶ月に1度のタイミングで、新しいフィルターが自宅に届くので、忘れる心配がありません。
Skittoのフィルター交換方法は、新しいフィルターを30分間水に浸してから浄水タンクにある古いフィルターを取り出し、挿入するだけです。Pittoのフィルター交換方法は、受け皿と前面カバーを外し、フィルターカバーを開けて古いフィルターを取り出し、新しいフィルターを挿入するだけです。
どちらも特別な道具や技術は要らず、誰でも簡単に行えます。
また、フィルター交換の手軽さだけでなく、他にも特徴があります。
Skittoはコスパに優れ、フィルター代込みの月額2,640円でご利用いただけます。1日約88円で使えるので、家計にやさしい点が特徴です。「再加熱機能」を使えば、通常81〜86℃のお湯が約90℃まで上がり、インスタント食品にも使えます。
Pittoの特徴は、冷水、常温水、温水を、気分や用途に合わせて選べる点です(※Skittoは冷水と温水のみ)。冷水でお腹を下しやすい人が常温水を選んだり、料理でお湯を沸かす手間を省いたりできるでしょう。
どちらもお手入れがも簡単で、給水タンクは取り外して洗え、本体は拭くだけでOKです。自動のUVクリーン機能付きで衛生面も安心です。
いつでも安全な水を楽しめ、メンテナンスの手間も最小限に抑えられるしずくりあの「給水型浄水ウォーターサーバー Skitto/Pitto」は、快適な生活をサポートしてくれるでしょう。