給水型浄水ウォーターサーバー

LIFESTYLE

お掃除スペシャリスト監修

ウォーターサーバーは
雑菌だらけ?
不衛生と言われる理由や
雑菌繁殖を防ぐコツ

手軽に美味しいお水が飲めるウォーターサーバーが人気を集めていますが、「雑菌だらけなのでは」と不安を感じている声も挙がっています。実際のところ、ウォーターサーバーの衛生状態はどのようになっているのでしょうか。今回は、過去に実施された衛生調査や、雑菌が繁殖する原因、対処法について解説します。安心してウォーターサーバーを使いたい方は最後までお読みください。

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ウォーターサーバーの水は雑菌だらけ?

ウォーターサーバーの水に雑菌が含まれている可能性について、平成25年3月に「東京都生活文化局消費生活部」が「ウォーターサーバーの安全性に関する調査」を行いました。

調査内容は、5社のウォーターサーバーをレンタルして使用し、注水口から採取される水に対し一般細菌試験を行うものです。ウォーターサーバーの水は12Lのボトルを2週間ごとに交換し、利用者ができる清掃を実施しました。

注水口から採取される水に対する
一般細菌試験

水質調査の試料採取スケジュール

→ スクロールしてください

水質調査の試料採取スケジュール

出典:東京都生活文化局消費生活部|ウォーターサーバーの安全性に関する調査

その結果、3社のウォーターサーバーから基準を超える一般細菌が確認されました。

検体 調査中に検出された
一般細菌の最大量
基準値以上の一般細菌が
初めて検出された日
検体1 0個/mL
検体2 0個/mL
検体3 5,900個/mL 1日目
検体4 2,500個/mL 6日目
検体5 200個/mL 78日目

ただし、基準値となる100個/mLを超えているのはボトル交換を終えてから、日数が経過したものばかりです。2社からは92日間の実験期間中、1度も一般細菌が検出されていないことから、未開封のボトルが汚染されているとは考えにくいでしょう。

同局も、実験結果から「配管などに一般細菌が付着していた可能性」などを推測しています。このことから、ウォーターサーバーの水に雑菌が確認される場合、サーバーの使い方や管理状態が原因で繁殖していると言えます。

また、こうした水道水における一般細菌の基準値は、他の飲食物に比べてかなり低く設定されています。実験で出た5,900個/mLという値も、食品の10万個や牛乳の5万個に比べると低いものです。

つまり、ウォーターサーバーの通常使用で、人体に影響を及ぼすレベルの一般細菌が含まれることはないと言えます。

一般細菌の基準値
腐敗 1億個/g
初期腐敗 1,000万個/g
食品(おにぎりや惣菜など) 10万個/g
牛乳 5万個/mL
水道水 100個/mL
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ウォーターサーバーの水に雑菌やカビが繁殖する原因

ここからは、ウォーターサーバーの水に雑菌やカビが発生する原因について深掘りします。大きく3つの原因が考えられるでしょう。

水道水と違って
塩素による雑菌消毒がされない

日本の水道水は、塩素(カルキ)による消毒が行われています。水道水は川や湖の原水を使っていますが、ここには微生物などが含まれています。これを塩素で死滅させ、水道管でほかの雑菌が入るのを防いで家庭に届けられています。

一方、ウォーターサーバーの水は天然水やRO水(逆浸透膜ろ過水)を使うことが一般的で、フィルターや熱殺菌なども行われています。先ほど触れたように、ウォーターサーバーの未開封ボトルが汚染されているわけではなく、利用中(ウォーターサーバーから出した後は特に)水道水に比べて雑菌が繁殖しやすいと言えます。

対策としては、サーバー内部を熱殺菌などで洗浄する「クリーン機能」などを搭載したウォーターサーバーを選ぶことが理想的です。

ボトルに埃や雑菌を含んだ
空気が入り込む

私たちが普段吸っている空気中には、多くの埃や雑菌などが含まれていることをご存じでしょうか。

神奈川県衛生研究所の調査によると、食品の製造現場や販売現場において「クラドスポリウム属」のカビが空気中に多数浮遊していることが明らかになりました。この傾向は、一般家庭においても同様です。

参考:神奈川衛生研究所|空気中のカビ

このような埃や雑菌が空気中からボトル内に入り込むことで繁殖する可能性が高まります。もちろん、未開封のボトルに空気は含まれていませんが、ボトルを設置後、吸水口や注ぎ口(コック)から外気が入り込んでしまうかもしれません。

対策としては、ボトルを開封してから早めに使い切ることが大切です。

注ぎ口(コック)付近が汚れている

ウォーターサーバーは、注ぎ口(コック)を操作して、水を出すことが一般的です。雑菌のついた手で注ぎ口に触れることで、周辺に雑菌が増えてしまう可能性があるでしょう。

また、注ぎ口が濡れたまま放置し、水に埃が着いて雑菌が増えてしまうケースや、注ぎ口に雑菌のついたコップを当ててしまったりといった使い方によっても繁殖するかもしれません。

対策としては、定期的に注ぎ口(コック)を掃除する方法があります。記事の後半で詳しく解説します。

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ウォーターサーバーの水の雑菌繁殖を防ぐためのポイント

注ぎ口やサーバー内部を
こまめに掃除する

注ぎ口(コック)やサーバー内部は、こまめに掃除することが大切です。水で濡れたり、手の汚れが着いたりするので雑菌が繁殖しやすくなります。

数日に1度、できれば毎日、注ぎ口から水を出すようにし、週に1度は清潔なブラシやアルコールのついた綿棒で内部を磨いて、汚れを流し出すことがポイントです。

ただし、注ぎ口からお湯が出る場合には、火傷しないよう十分にご注意ください。

サーバー本体も
こまめに拭き掃除をする

長期間設置していると、サーバー本体にも埃や飛び散った水が付着していきます。前面や側面などを、週に1度は拭き掃除しましょう。

清潔なふきんや、アルコールを含ませたキッチンペーパーで拭いて汚れを落とします。汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤などを用いることが大切です。濡れたままだと、そこから雑菌が発生する可能性もあるので、乾いたふきんなどで水分をきれいに拭き取りましょう。

また、背面に溜まった埃も、数ヶ月に1度は掃除することがおすすめです。水が漏れないようボトルを外し、コンセントを抜いた状態で、周りに十分なスペースを確保しましょう。埃は掃除機で吸い取ってしまうと簡単で便利でしょう。

開封したボトルの水は
賞味期限内に飲み切る

ウォターサーバーのボトルには、賞味期限が設定されています。特に開封したボトルは、より早い時間で賞味期限を迎えます。そのため、開封したボトルはできるだけ早めに飲み終えることが大切です。

一般的に開封前のボトルは半年〜1年ほどですが、開封後は2〜4週間程度と言われています。先ほど解説したように、空気がボトル内に入ることで雑菌が繁殖しやすくなるためです。

もし、開封したボトルの賞味期限が切れてしまった場合は、早めに調理用の水として使ったり、お米を研ぐ水として使ったりするといいでしょう。ただし、賞味期限が切れてから時間が経ったボトルの水は、飲食用を避けるなど、衛生面に十分に気をつける必要があります。

クリーン機能のある
ウォーターサーバーを選ぶ

クリーン機能のあるウォーターサーバーを選ぶことも方法の一つです。クリーン機能とは、例えば冷水用タンク内の水を70度ほどまで熱し、循環させることでサーバー内部を加熱殺菌するものです。定期的なクリーン機能でウォーターサーバーの衛生を保つことができます。

サーバー内部のお手入れの手間を省くことができる一方で、注ぎ口などのお手入れは前述したように数日に1度は掃除することが大切です。

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「しずくりあ」なら毎日のお手入れが簡単!

ウォーターサーバーの水の雑菌繁殖を防ぐためには、毎日のお手入れが大切です。しかし、忙しく過ごしているなかでしっかりと時間を確保して掃除することは難しいのではないでしょうか。

その点、「給水型浄水ウォーターサーバーしずくりあ」は、こまめに簡単にお手入れすることができます。

サーバー本体は乾いた布で気になった時に拭き取るだけでOKです。水を入れておく給水タンクは取り外しでき、中性洗剤でお手入れ可能。上蓋も外れるので丸洗いできます。

また、「UVクリーン機能」も備わっています。これは、給水タンクや注ぎ口のUVクリーンが自動で動作するものです。特に操作する必要はありません。

給水型の「しずくりあ」は、水道水をろ過して使うので、ボトルの衛生面や賞味期限を考える必要はありません。(2日以上使用しなかった場合は給水タンクの水の入れ替えが必要となります)

安全・安心にウォーターサーバーを使うために、「しずくりあ」を試してみてはいかがでしょうか。

監修者プロフィール

髙橋綾香(Ayaka Takahashi)

時短家事コーディネーター、お掃除スペシャリスト、整理収納アドバイザーとして雑誌掲載やテレビ出演、記事監修を行っています。
小学生の2児の母で家族が帰りたくなるようなお家つくりをモットーに忙しくても時短で簡単にできるお掃除術、収納術を発信しています。