給水型浄水ウォーターサーバー
家庭医療専門医監修
飲み会やバーでの一杯、家での晩酌など、お酒を楽しむ機会はさまざまですが、翌朝顔がむくんだり、二日酔いに悩まされたりした経験はありませんか?実は、こうした不快な症状の多くは、水分補給で軽減できることをご存知でしょうか。
しかし、ただ水を飲めばいいというわけではありません。効果的なタイミングや量、飲み方にもポイントがあるのです。
この記事では、アルコールと二日酔いの関係性や、チェイサーによる水分補給のメリット、家飲みで水分補給をするポイントについて解説します。家でも外でもお酒の席を楽しむために、ぜひ最後までお読みください。
そもそも二日酔いとは、アルコールを飲みすぎたことで生じる、頭痛や筋肉痛、脱力、胃痛、吐き気、めまい、うつ気分といった一連の諸症状のことです。アルコールの摂取によるホルモンバランスの乱れや、アセトアルデヒドの蓄積などが原因として考えられています。
つらい二日酔いの症状を和らげるためには、飲酒時や飲酒後にうまく水分補給をすることが大切です。
アルコールには利尿作用があり、体内の水分を排出させ、脱水症状がおこりやすくなります。例えば、ビール10本分のアルコールを摂取すると、体内からビール11本分もの水分が失われてしまいます。こうした脱水も二日酔いを引き起こす一因と言われています。
つまり、飲酒時や飲酒後だけでなく、寝る前や起きた後にも積極的に水分を摂ることで、脱水を防ぎ、二日酔い対策をできるでしょう。
「水を飲めば、アルコールの分解スピードが速くなる」という誤ったイメージを持っていないでしょうか。この誤解は広く浸透していますが、科学的な根拠はありません。
確かに、二日酔い対策に水分補給は重要ですが、あくまで脱水を防ぐものであり、いくら水を飲んでもアルコールの分解速度が速くなるわけではないのです。
アルコールの分解は主に肝臓で行われ、「アルコール脱水素酵素(ADH)」と「ミクロゾームエタノール酸化系(MEOS)」、「アルデヒド脱水素酵素(ALDH)」という3つの酵素(群)がその役割を担っています。
具体的には、ADHとMEOSがアルコールをアセトアルデヒドに変換し、ALDHがさらにそれを無害な酢酸に分解します。酢酸は、筋肉などの肝臓以外の組織で、二酸化炭素や水となって代謝されていきます。
つまり、アルコールの分解と、体内の水分量とは直接的な関係がありません。水を多く飲んでも、酵素の動きは活発化されるわけではありません。アルコールの分解速度は、主に肝臓の大きさや個人の遺伝的要因、飲酒習慣などに左右されます。
ただし、二日酔いの症状を和らげるためなら、飲酒時の水分摂取は依然として欠かせないでしょう。
お酒を飲む際には、「チェイサー(和らぎ水)」を用意しておくことがおすすめです。
チェイサーは通常、水を指しますが、先に飲んだお酒よりアルコール度数の低いお酒を指す場合もあります。ここでは、水としてのチェイサーについて解説します。
お酒を飲む時にチェイサーを用意して水分補給することには、以下のメリットがあります。
チェイサーを挟むことで、お酒を飲むペースを緩めることができます。水を飲むことで満腹中枢が刺激されて、満足感を得られ、結果的にアルコールの摂取量を抑えられます。また、時間をかけてお酒を飲むことにもなり、アルコールの吸収スピードを緩やかにできるでしょう。
注意点としては、水を飲むことで酔いが薄れたと感じて、さらにお酒を飲み、逆に飲酒量が増えてしまう可能性があることです。適度な飲酒量を心がけることが大切です。
先ほど解説した通り、アルコールには利尿作用があり、体内の水分を排出させます。水分補給をすることで、この失われた水分を補うことができ、脱水症状を軽減できるでしょう。
脱水症状が進行すると、「急性アルコール中毒」のリスクも高まります。急性アルコール中毒は嘔吐や呼吸困難などを招き、最悪のケースでは死に至ります。
もし急性アルコール中毒が疑われる場合は、「絶対に一人にしない」、「衣服をゆるめて楽にする」、「横向きに寝かせる」、「低体温を防ぐため、毛布などをかける」「吐きそうになったら、抱き起さずに横向きの状態で吐かせる」といった対策をとり、すぐさま医療機関を受診してください。呼びかけても反応しない、大きないびきをかいて痛み刺激に反応しない、呼吸状態が不安定、などの様子がある場合にはすぐに救急車を呼びましょう。
アルコールの過剰摂取は、内臓、特に肝臓へダメージを与える恐れがあります。
よくある症状は「脂肪肝」ですが、飲酒を控えれば改善可能です。さらに飲酒を続けると、「アルコール性肝炎」や「肝線維症」を経て、最終的に「肝硬変」や「肝臓がん」になる可能性があります。
水分補給によってアルコールの過剰摂取を防ぐことで、こうした内臓へのダメージを軽減できます。
ただし、水分補給だけでは内臓のダメージを完全に防ぐことはできません。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が現れにくいため、そもそも飲酒量を減らしたり、適度な飲酒量を守ること、休肝日をしっかりもつことが大切です。
お酒を飲んだ翌朝、いつもより顔がむくんだ経験はないでしょうか。実は、このむくみは、血中アルコール濃度の上昇に伴う血管拡張と、水分処理機能の低下が原因とされています。特に横を向いたり、うつぶせで寝たりすると、顔に水分が集まって顔やまぶたが腫れることがあります。
むくみ対策として、「満腹中枢を刺激してアルコールの量を減らす」という目的での水分補給は大切です。しかし、寝る直前に水分を摂りすぎると、体内に水分が溜まってむくみの原因になります。
代わりに、飲酒中や飲酒後早めの時間帯に水分を補給し、翌朝は早めに起きるようにしましょう。
飲酒前の水分補給は、アルコールによる脱水を軽くする効果を期待できます。「アルコールを飲み始める前から、コップ一杯程度の水分を摂取しておきましょう。
お酒を飲みすぎてしまったあとの水分補給では、急いで酔いを覚まそうと水を一気飲みすることは胃に負担をかける可能性があるため、おすすめできません。何度かに分けて少量ずつ飲むといいでしょう。
タイミング | おすすめの飲み方 |
---|---|
飲酒前 | 夜に飲むなら夕方頃から少しずつ飲む |
飲酒中 | お酒1杯につきお水1杯を飲むように心がける |
飲酒後 | 就寝前に、酔いを覚ますようにゆっくり飲む 二日酔いの症状があれば、こまめに飲む |
ウォーターサーバーは加熱やフィルターを通して除菌処理をした水を提供するため、いつでも美味しい水を飲むことができます。ウォーターサーバーのボタンを押すだけで、すぐに水を用意できるので、手軽にお酒の水割り・お湯割りができるだけでなく、水分補給にも利用できます。
また、家族や友人を招いた大人数での飲み会で、大量の水を買い出しに行くのは手間がかかりますが、その点でも便利に使えるでしょう。
ウォーターサーバーによっては冷水、温水、常温水から温度を選べます。特に二日酔いの際は、冷たすぎる水は胃に負担をかける可能性があるため、常温水や白湯(人肌程度に冷ましたお湯)が適しています。ウォーターサーバーなら、季節や体調に合わせて、最適な温度の水をすぐに用意できるでしょう。
このようにウォーターサーバーを自宅に置くことで、より健康的に家飲みを楽しむことができます。
家飲みに使いたいおすすめのウォーターサーバーが、しずくりあの「給水型浄水ウォーターサーバー Skitto/Pitto」です。
Skittoはコスパに優れ、月額2,640円でご利用いただけます。1日約88円で使えるので、家計にもやさしい点が特徴です。「再加熱機能」を使えば、通常81〜86℃のお湯が約90℃まで上がるので、日本酒用の徳利などを温める際にも利用できます。
Pittoは常温、冷水、温水の3つに対応しており、シーンに応じた最適な温度の水を用意できます。特にお酒を楽しむ場面では、お酒を割るために冷たい水や温かいお湯が必要とされることも多いため、使い勝手の良さが魅力です。
また、Pittoは大容量のフィルターを2本装備しており、最大14L/日の浄水が可能です。大人数での飲み会で、飲み水としてだけでなく料理にも使えるでしょう。なお、フィルターは交換タイミングである6ヶ月に1度で、無料で定期配送されるため、手軽に管理できます。
さらに、SkittoとPittoはどちらも安全性が高く、水質基準に基づいた除去能力があります。水から有害物質や不純物をしっかりと除去してくれるので安心して口にできます。
お酒や料理をより美味しく楽しみ、二日酔いなどのリスクにも備えるために、しずくりあの「給水型浄水ウォーターサーバー Skitto/Pitto」を試してみてはいかがでしょうか。
三島千明(Chiaki Mishima)
みいクリニック代々木院長。
家庭医療専門医。プライマリケアに取り組み、”かかりつけ医“として未病の不調でも相談しやすいと人気に。
肌トラブルから不眠、女性特有の悩みまで、漢方やCBDなど多くの選択肢を取り入れQOLを上げる治療を実践。